腎体質の人は・・・

腎体質の人は・・・

おっとりとやさしい縁の下の力持ち
遠慮深く、周囲にも気配りを怠りませんが
失敗を恐れるあまり、すべてに受け身になりがち
食養しなる穀物は、です。

 
典型的な冷え性で、血のめぐりが滞ってしまう瘀血(おけつ)タイプが、腎体質の人。基本的に肌の水分量が多め。だから、肌がくすんだり、むくんだりしがちで、手足がいつも冷えています。陰陽五行説における腎は、水分循環を司り、精(元気の元)を貯蔵し、忍耐強さややる気を生み出します。不調の顔色は黒色。腎の好調不調の差が激しいと腎体質といえます。
普段は、物静かでおっとりしていて家族や知人のことにもよく気がつき、先回りして手を貸してあげられるのが腎体質の人。いわゆる縁の下の力持ちで黙々と働くタイプで、表舞台に立つことは好きではありません。世話好きで段取り上手なので、周囲からの評判もよく、穏やかな生活を送れる人です。ものごとを冷静に的確な視点で見る能力もあり、評価や評判には意外にシビア。けれど、基本的に受け身タイプで、自分に関することではなかなか行動に移しません。小さな事にも驚いたり怖がったりして、せっかくのチャンスを逃がすこともあります。反省をしないで言訳ばかりして、自分に甘く他人に厳しいところがあります。新しいことにチャレンジして失敗するよりは、安定と安心を選ぶタイプ。いったんうまくいかなくなると、人が変わったように、なにもしようとしなくなります。これはストレスやダメージを受けた腎が、忍耐ややる気の低下を引き起こすため。倦怠感を感じたら、腎が疲れている証拠です。

不調時に出やすい症状
体力がなく、疲れやすいタイプ。骨粗鬆症や重度の冷えに注意

水分量が多めの肌は冷え性のため、冬(11〜2月)が一番苦手。寒さにとっても弱く、冷えは腎を通じて、全身に広がります。腎の不調のはじまりは、歯や骨、耳のトラブル。歯周病や関節炎、肩こりや腰痛、中耳炎や耳鳴り、難聴などが起こります。さらに頻尿や深く吸えない呼吸。からだの水分循環がうまくいかなくなると、冷えやむくみがますますひどくなり、様々な病気を誘発します。さらなる腎の不調で、膀胱炎や婦人科系の病気のほか、更年期以後は、骨粗鬆症やリュウマチなどにかかりやすいタイプです。もともと体力がある方ではないので、いったん体調を崩すと治りにくいのが腎体質の人。具体的な症状がなくても、腎が弱ると、とても疲れやすくなり、倦怠感を感じます。いくら寝ても寝足りない、何だかだるい・・・といった感じ。何だかだるい・・・といった、小さなサインをほっておくと、大病につながるので注意して。

おすすめの養生法
軽い運動で体力アップ、頼れる人を見つけることも大切

一にも二にも、冷え対策をしっかりと。衣食住すべてにわたって、からだを冷やさない工夫をしましょう。体力や抵抗力そのものを強化することも大切。ウォーキングは、基礎体力や代謝を向上させるだけでなく、骨を強くするには運動が最適。むくみや冷えの解消にも繋がります。運動後、水分を摂り過ぎないように注意して。
精神的に落ち込んだときに必要なのは、縮こまった背中をグイと押してくれる人。失敗してもフォローしてくれる安心感があれば、本来の力を発揮できます。食養となる穀物は豆、肉は豚肉、野菜は豆の葉、果物は栗となっています。

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