製粉技法:ドラフトバーレー分級製法とは・・・



   ドラフト(生)バーレー(大麦)分級製法とは・・・  


従来の強制加湿・加熱・加圧による製法とは全く異なり、大麦・小麦の自然の力・働き・特徴をそのまま温存させて、自然のままの状態でなにも手を加えず新しい技術で精麦・精粒製粉する手法です。

従来の製法による大麦・小麦の商品と完全に区別するものです。
この方法は収穫されたままの大麦・小麦・穀粒を外層部より中心部まで層別に削りとることができる技術です。

この方法で得られた穀粒の状態は分級度で表わされます。精粒の分級度は (精粒重量 / 玄麦重量) ×100で示されます。


この製法によりビタミン・ミネラル・食物繊維・消化酵素 麦だけの特性を活用した栄養分を失われない酵素がそのまま活きている『活麦』になります。
『活麦』は、麦本来の美味しさと豊富な栄養素を持ち消化、吸収がよく様々な高い機能を持っています。
食物アレルギーが社会問題になっている現状で、最近では動物性食品だけでなくコメ,コムギ,ダイズ,ソバといった植物性食品によるアトピー性皮膚炎などのアレルギーも増加しています。
オオムギにはアレルギー防御効果があると言われています。タンパク質がその効果を担っている可能性があります。 水溶性タンパク質(タンパク質表面に広く水分子が会合している 状態で、極性の強いアミノ酸残基が多く含まれる)は表層部にもっとも多く中間層中心部へと減少します。

水溶性タンパク質は表層部より中間層へとわずかに増加し,中心部へと減少する。 これらのタンパク質の含量は全体として少なくアルコール可溶性および不溶性タンパク質 (逆に非極性のアミノ酸がタンパク質表面に多く分布していると水和状態が作られず不溶化します。)の割合が 大きく表層部から中間層へと増加し中心部へと減少する。
  食物繊維はコムギが、不溶性繊維(IDF)が多く,オオムギは水溶性繊維(SDF)が多い。内容は異なっている。

オオムギ分級粉で測定 したところ, 表層部では不溶性の食物繊維がほとんどであるのに対し中間層、中心部になるにしたがい水溶性繊維の割合が増加している。

食品としてのオオムギ分級粉は4から8の部分であり,これらでは総食物繊維の50%以上が水溶性食物繊維であります。

                    光永俊郎 林佑吉 オオ ムギの食品特性より引用
 

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